WPPネットゼロ
WPPネットゼロ
2030年までにスコープ3の温室効果ガス排出量を50%削減(2019年比)
2025年までに全事業拠点において、サプライチェーン(スコープ3)の残留排出量をオフセットし、ネットゼロを達成
WPPでは、気候危機への対応はますます緊急性を増していると考えており、パリ協定を全面的に支持します。
WPPは2006年から、事業拠点での炭素排出量削減に積極的に取り組んできました。
2021年には、気温上昇を産業革命前の水準から1.5°C以内に抑えるという目標に向かって、温室効果ガスの排出量を削減するため、意欲的、かつ科学的根拠に基づいた短期目標を設定しました。
WPPの目標は業界において特有のもので、「科学的根拠に基づく目標(SBTイニシアチブ)」によって検証されています。 WPPはマーケティング・コミュニケーション企業として初めて、メディア出稿による排出量(WPP全体の総炭素排出量の半分以上)を目標に含めました。
また、事業拠点(スコープ1と2)は2025年までに、サプライチェーン(スコープ3)の残留排出量は2030年までに、それぞれオフセットしネットゼロを達成することを約束しています。
次のステップ
脱炭素化のコミットメントを実現するために、6つの排出量のホットスポットを特定しました。
AIとイノベーション
AIとイノベーションは、効率性と作業方法を改善することにより、排出量のさらなる削減に貢献します。
建物
事業拠点で使用するエネルギーや空調は、事業からの直接的・間接的排出量(スコープ1と2)の80%を占めています。 WPPは再生可能エネルギーによる電力の割合を2025年までに100%に引き上げる目標を設定しているほか、全事業拠点でエネルギー効率の向上に継続的に取り組んでいます。
IT
ITは、私たちの環境負荷の約6%を占めています。 非効率的なハードウェアの廃止、クラウドへの移行、循環性の優先、そしてAIやイノベーションの活用により、IT関連の排出量の削減に取り組んでいます。
メディアバイイング
メディアバイイングは、環境負荷全体の半分以上を占めています。 WPPはメディアによる排出量をあらゆるチャネルを統合して測定するオムニチャネル計算ツールを開発し、オープンソースとして公開しています。
調達
社用車や飛行機での移動なども含め、調達による環境負荷は全体の16%を占めています。 WPPではサプライチェーン全体で炭素排出量の削減に取り組んでおり、私たちが購入する商品やサービスによる排出量の大半を占めるサプライヤーには、脱炭素戦略を実践している企業を選んでいます。
プロダクション
プロダクションに関わる業務は私たちの環境負荷の14%を占めています。 ホガスでは生成AIやバーチャルプロダクションに投資することで、クライアントのニーズに応えながら、時間と費用、炭素排出量を削減しています。