WPPとGoogle Cloudが画期的な協業を開始 AIを活用したマーケティングを次の段階へ発展させるために
9 Apr 2024

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Gemini 1.5 ProとWPP Openマーケティングオペレーティングシステムを統合することにより、 マーケティングにおけるクリエイティビティ、パーソナライゼーション、効率化に新たな基準を設定
【Cloud Next ‘24、ラスベガス - 2024年4月9日】 - ラスベガスで行われている年次イベント「Google Cloud Next」の基調講演で、WPPとGoogle Cloudは、GoogleのGeminiモデルと、すでに35,000人以上のWPP社員が活用し、The Coca-Cola Company、L'Oréal、Nestléなどの主要クライアントも採用しているWPPのAI搭載マーケティングオペレーティングシステムである「WPP Open」との統合を通じて、マーケティングを再定義する新たな協業を発表しました。
データ分析、生成AI技術、サイバーセキュリティにおけるグーグルの深い専門知識と、WPPのエンドツーエンドのマーケティング能力、グローバル規模なクリエイティブ能力、クライアントのブランドに関する知識を組み合わせることで、このパートナーシップは、マーケティングの効率と効果を一段と高めることを目指します。
協業の一環として、Google Cloudの先進的な生成AIツールと、WPP独自のマーケティングおよび広告データの併用を進めていきます。これにより、WPPのクライアントは、生成 AIを使用してブランドや製品に特化したコンテンツを作成し、ターゲットオーディエンスに対するより深い洞察を得て、コンテンツの効果を正確に予測・説明し、継続的な適応プロセスでキャンペーンを最適化できるようになります。
WPPが数十年にわたりクライアント企業へサービスを提供してきた経験を応用し、WPP Openはあらゆるクライアント、パートナー、テクノロジーベンダーと連携して、最適化され自動化されたマーケティング機能を実現します。
パートナーシップの第一段では、以下の4つの革新的なユースケースの開発に焦点を当てています:
- WPP Open Creative Studio でクリエイティビティを強化:WPPは、GoogleのGemini 1.5 ProテクノロジーをCreative Studioに合体させました。Creative Studioは、WPP Openの一部であり、見出しを書いたり、スケッチを画像にしたりする作業を支援するAIアプリです。Gemini 1.5 Proの大きなコンテキストウィンドウは、100万トークンの情報を一貫して実行できるため、ブランドのカラーパレット、フォント、音声、さらには過去のマーケティングキャンペーンなど、より多くのブランドコンテンツやガイドラインを使用することができます。これにより、リッチでダイナミックなユーザー・インターフェースの開発が可能になり、ブランドをより深く理解することで、ブランドらしいコンテンツを開発することができます。
- よりスマートなコンテンツ最適化:WPPは、Gemini 1.5 Proを取り込むことで、AIを活用してマーケティングコンテンツのパフォーマンスを予測するサービス「AI Performance Brain™」をアップグレードし、キャンペーン実施前にもマーケティングコンテンツの成功を予測する方法を改良しました。このアップグレードは、予測をより速く、はるかに正確にし、予測の背後にある推論を可能にし、コンテンツを改善するための提案を行います。この強力なツールにより、ブランドは何百万ドルもの自由になる資金を手にして、高いパフォーマンスを発揮するキャンペーンだけに再投資できるようになる可能性が生まれます。
- AIナレーション:WPPは、説明とナレーションの両方のリアルタイムストリーミング機能を開拓することで、動画説明ソリューションをさらに上のレベルに引き上げようとしています。このシステムは、Gemini 1.5 Proを使用して、カスタマイズ可能な動画ナレーションスクリプトを自動的に作成します。これらのスクリプトは、WPPのパートナーである ElevenLabs, に送られ、ナレーション用のリアルな音声が生成されます。このプロセスにより、動画作成がより迅速かつ効率的になり、パーソナライズされたタッチが可能になります。
- 超リアルな商品表現 : WPPは、より良い商品画像を作成するために、生成AIを使って商品表現を再定義しています。このシステムは、Gemini 1.5 ProとUniversal Scene Description 3Dファイルフォーマットを使用し、ブランドのスタイルガイドライン(ロゴ、フォント、色など)を理解するだけでなく、実際の製品の形状、デザイン、パッケージも取り込みます。その結果、マーケティングや広告に最適かつ、詳細な3Dでブランドに準拠した製品画像が完成します。
WPPのチーフ・テクノロジー・オフィサーであるステファン・プレトリウスは、次のように述べています:「このコラボレーションは、マーケティングの革新という意味において極めて重要です。Gemini 1.5 ProをWPP Openに統合したことで、私たちの生成AIのイノベーションは大幅に加速し、数ヶ月前には夢見ることしかできなかったことが実現できるようになりました。Geminiモデルによって、従来のマーケティングタスクを強化できるだけでなく、エンドツーエンドのマーケティングプロセスを統合し、継続的かつ適応的な最適化を行うことができるようになりました。これは、私たちのクライアントとマーケティング業界全体にとって画期的なものになると信じています。」
Google Cloudのトーマス・クリアン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています: :「AIは、キャンペーンの最適化、ブランド説明のような反復作業の自動化、まったく新しいアイデアの創出など、マーケティング担当者にとってこれまでにない新しい効果を引き出す可能性を秘めています。このパートナーシップは、Google Cloudの強力なAI機能とWPPのマーケティング分野の専門知識を組み合わせることで、両社のクライアントがより深く消費者の心に響くようなキャンペーンを展開できるよう支援します。」
この協業はWPPが、AI、データ、テクノロジーへ年間2億5000万ポンドを継続的に投資を行い、GoogleのようなAIの専門家と提携することによってこの分野の先駆者となる、というWPPの戦略を示すものです。
<お問い合わせ先>
Susie Metnaoui, WPP
+44 (0)7557 591 879
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Louise Lacourarie, WPP
+44 (0)7741 360 931
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Laura Wheeler, Google Cloud
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